JVAアーカイブス

 

2020年1月22日 講演会資料

 「日本におけるワインブドウ苗木品質 管理と向上の重要性」

  

健全な苗の普及を目指し、信州大学繊維学部を中核機関とし、長野県、上小果樹産地協議会と、当団体で構成する「日本ワインブドウコンソーシアム」の主催で、2020122日、信州大学繊維学部(長野県上田市)にて開催された荷田瑞穂先生(バージニア工科大学)の講演会資料です。 

 

こちらの資料、データに関しては、ワインブドウ苗木の栽培をされている方々の参考資料としてのみの利用をお願いします。

無断転載・二次利用等は禁止いたします。

 

pdf 荷田瑞穂先生講演会資料 (9.97MB)

 

 

●2020年6月22日 JVA設立記念シンポジウム 

国立研究開発法人  農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)理事長室 中畝良二氏の講演

「ブドウのウイルス病について−種類・診断・対策−」に寄せられた質問の答え

 

Q: ブドウのウイルス病のデータベースのようなサイトがありますか?

A: 国内ではブドウのウイルス病をまとめたデータベースやインターネットのサイトは作成されていないと思います。一方、海外では大学や生産者団体等が、それぞれの視点からブドウのウイルス病について情報公開するためのサイトを開設しています。“grapevine”、“virus”、他のキーワード(“symptoms”、“management”など)と組み合わせて検索すると様々な情報を得ることができます(学術論文も多く含まれます)。

例)

ワシントン州立大学の情報提供サイト

カナダの非営利団体の取り組み

 

Q: 品種によっては症状を出さないウイルス感染もあるということですが、無症状のブドウ品種に対するウイルス検査は必要とお考えですか?

A: ウイルスの中には虫で媒介されて感染が拡がるものも多く存在します。また、数種のウイルスが複合的に感染することで、重症化することもあります。無症状であっても、できる限り主要なウイルスについては検査した方がよいと考えます。特に、果樹の場合には、健全な苗木を植え付けることが重要です。苗木の輸入時や苗木の生産過程においてウイルス検査する意義は大きいと言えるでしょう。

 

Q: ある区画にウイルス発生を確認できたブドウ樹を発見できた場合、その区画を全て抜根する必要はありますか?

A: 国内ですでに発生しているウイルスであれば、すべてを伐採、抜根するまでの処置は必要ないと思います。生産性や経済性への影響は、品種とウイルスの組み合わせ、他ウイルスとの複合感染などで異なります。伐採、抜根するかどうかは、ウイルス病に罹った樹で生産を続けて、納得のいくワインが作れるか?経済的に成り立つか?という視点で判断する必要があると思います。

 

ただし、国内への侵入を警戒している病原体が見つかった場合には、植物防疫法に則った措置により、伐採・抜根が命じられる可能性があります。